常滑焼窯元 『陶房 杉』さんのそば猪口です。
素朴な麦穂が描かれたデザインです。
シンプルなデザインですが麦の部分はイッチン技法、葉の部分はロウ抜きで仕上げられていて手が込んでいます。
使い勝手の良いサイズなので、様々なシーンで多彩に活躍しそうです。
つゆ入れとしてはもちろん、デザートカップとしても。
サラダや茶碗蒸しなどに使っても面白いですね。
【 ロウ抜きについて 】
生地の器を作り、そこへ溶かした蝋で模様を描きます。
その上から濃い化粧土や釉薬を全体に掛けますと蝋の模様部分がはじかれます。
この後、焼成を行なうと生地が模様として浮かびあがる装飾技法です。
【 イッチンについて 】
泥漿や釉薬を平らな器面に絞り出すと、その部分が盛り上がって模様となる装飾技法です。
ケーキに生クリームで装飾するのに似ていますね。
商品名 | 蕎麦猪口 ロー抜き イッチン描き 麦穂 |
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作 者 | 陶房 杉 |
径 | 8.0cm 程度 |
高 さ | 6.0cm 程度 |
重 さ | 約 g |
素 材 | 陶 器 |
常滑焼窯元 『陶房 杉』について
常滑焼は、愛知県常滑市を中心とし、その周辺を含む知多半島内で焼かれる陶器です。
平安時代にはすでに日本を代表する陶器の産地でした。
原料となる陶土は粘り気があり粒子が細かいため、削ったり、磨いたりして形を作ることができます。
陶土に含まれている鉄分を赤く発色させるのが特徴で、美しいオレンジの朱泥の急須が代表的なものです。
土肌を生かした製品、釉薬(ゆうやく)を施した製品等々、色々な製品が揃っています。
『陶房 杉』さんは明治25年創業以来、四代に渉り食器・花器・陶壁画等、クラフトからアートまで幅広い創作活動を続けてきた伝統のある窯元です。
全ての行程が手作業で行われている為、サイズや厚みなど雰囲気が1つ1つ異なります。
ひとつずつ違った表情をみせる手作りならではの風合いとしてお楽しみいただければと思います。
※ 上記につきましては製造元の検品済となりますため、こうした理由での「当店不手際による返品、交換」はお受けすることができかねますことをご理解いただけますようお願いいたします。